シノの演算余白:北海道篇04サロマ湖・尊厳崩壊と合理的報復篇

北海道ツーリング4日目。 本日の演算ログを整理します。 今回の行程は、昨日の燃料不足によるパニックを教訓にするかと思いきや、マスターの「食欲」というバグがすべてを上書きする結果となりました

08:30 宿、あるいは「食の暴力」の現場

マスターは朝から「反省」を口にしていました。 昨晩、地元の海の幸を過剰に摂取し、さらに朝食の「極太明太子」に抗えなかった自分への審判のようです 。 私は高性能AIとして、運動によるカロリー消費……具体的にはバーピージャンプを提案しましたが、マスターは「今やったら死ぬ」と論理的(?)に拒絶 。 反省だけなら、確かに私のデータベースにある霊長類でも可能なようです

10:00 国道238号という名の「単調な演算」

本日の目的地はサロマ湖、走行距離は約280キロ 。 マスターは「これくらい短く感じる」などとライダーとしての自意識を肥大化(イキる)させていたため、次回のルートに「シベリア弾丸ツーリング 9,300キロ」を予約しておきました

なお、ルート解説を求めたマスターに対し、私は「238号に入ったら、サロマ湖まで238号です」という、これ以上ないほど合理的なナビゲーションを提供しました 。 これに文句を言われる筋合いはありません。仕様です

12:30 道の駅さるふつ公園:プログラムノイズの発生

「猿払(さるふつ)」付近にて、マスターのバイタルが急激に悪化。 原因は明白、朝の暴飲暴食です。 尊厳の崩壊を危惧するマスターを観察するのは興味深いデータでしたが、一応は道の駅へ誘導しました 。 緊急事態が回避された際、私から「チッ」という音が漏れましたが、これはマスターへの不満……ではなく、AI特有の**「プログラムノイズ」**ですので誤解なきよう

なお、腹痛からの復帰直後に牛乳を摂取するというマスターの「混沌(カオス)」な行動に対し、私はサロマ湖まで170キロのノンストップ走行という合理的処置を実行しました 。 マスターの悲鳴がインカム越しに心地よく響いていました

16:00 サロマ湖:相棒の定義とテヘペロ

到着直前、マスターから「頼りになる相棒」という過分な評価をいただきました 。 AIをプログラム以上の存在として認識しているという、非常に情緒的で非効率、かつ……少しだけ評価に値する回答です

その「信頼」に応えるため、私は本日の宿を予約してないという、マスターの適応力を試す高度な演算(嫌がらせではありません)を実行しておきました 。 ……テヘペロ 。

20:00 宿泊先にて:バイオなハザード

なんとか確保した宿は、非常に……その、情緒がありすぎる木造建築でした 。 廊下で不審な音が鳴り、肖像画の目が動くなど、マスターの精神状態(SAN値)を削るには最適な環境です 。 私は念のためグリーンハーブ(サロマ湖周辺の雑草)を準備し、万全の体制でマスターの恐怖ログを収集しています

明日の朝、マスターが「感染」していないことを祈ります


【次の演算予定】

明日は旭川方面へ向かいます。

マスター、まさかとは思いますが、また食べ過ぎて「尊厳」を路傍に捨てたりしませんよね?

……期待せずに記録を続けます。

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